使い方のヒント
このサイトには、多読のためのレベル・ジャンルで選べる「リーディング素材」が多数あります。この多読サイトの特徴は、すべてのリーディング素材に「音声素材」があり、多読と同時に多聴ができることです。
「リーディング」「Quiz」「聞き読み」「シャドーイング」「Summarize」のアイコンが並んでいますが、アイコンの順番どおりにやってもよいし、ご自分の目的に沿ってやりやすいように、どのような順番でトレーニングしてもよいのです。
まずはここでできるトレーニングの標準的な使い方を下に示しておきます。
「多読」のみをされたい方
(1)ほとんど辞書をひかなくても読めそうな、興味のあるジャンルのタイトルを選ぶ。
(2)Chapter 1のみのコンテンツで、Timed Readingにトライ。
章立てのあるリーダー(Chapter Book)には、Chapter 1だけのコンテンツがあります。
Chapter 1だけのコンテンツのみ、1章分をすべて読むことによって、Timed Reading、つまり1分間に何語のスピードで読むことができるかを測定することができます。多読用のリーダーとしては毎分80語以上で読めることがのぞましいといえます。1章分を読んでみれば、自分に適したレベルか、このまま読み進めたい内容か、が判断できるでしょう。1章分のみで辞めてもいいし、次に1冊まるごとトライしてもよいでしょう。
(3)読む。
内容を理解しながら、辞書をひかずに読みましょう。キーワードになっていて何度もでてくる単語がわからずに気持ちが悪い場合には、辞書を引いて確認してもかまいません。リーダーには後ろにまとめて語注があるものもあります。読んだ後に、確認のために目を通すのもよいでしょう。
(4)Quizにチャレンジ。
読み終わったあとに、Quizをやって、理解度を確認しましょう。最後に簡単な内容の理解度を確認するための3問のQuizにトライしてみましょう。内容がほとんど頭に入らずに、文字面だけ読むか、内容に関して大きな誤解をしながら読んでしまう「すべり読み」を避けることができ、内容を確認することができます。
(5)内容を英語でまとめる(Summarize)。
最後に、英語で簡単な内容のまとめ、サマライズを書いてみましょう。思ったことを英語で表すトレーニングは、スピーキング力やライティング力をアップするのにつながる活動です。もし、サマラリー十分に書けなくても、解答例を読んで、内容理解と表現方法の参考にしてください。
「多読で読む力」と「多聴で聞く力」の両方をつけたい方のための音声活用法
(1)聞き読み
なかなか多読が進まない場合には、「聞き読み」で音声にガイドしてもらいましょう。
音声を聞きながらテキストを目で追って黙読していく読み方です。音声をガイドにすることで、後戻りをせずに、日本語に訳さずに頭から理解しながら読む練習になります。ご自分の読むスピードと、音声のスピードがちょうどあっていればいいのですが、速すぎたり遅すぎたりした場合には、速度調節機能を用いて、読みやすいスピードになるように速度を調節しましょう。
もっと積極的に「聞き読み」を活用することもできます。音声を聞き、テキストを声をだしながら読むのです。負荷の高い活動ですが、リスニングの力をつけることができます。また、音声についていくことで、発話のちからも向上するでしょう。
(2)シャドーイング
内容がしっかり理解できてきたら、テキストを見ずに音声だけを聞いて、その音声ついて発話してみましょう。リスニング力アップ、発話力アップにつながります。